東京大学文学部学士入学合格体験記

<合格体験記>

今年の春、私は東京大学文学部に学士入学しました。学問はもちろん一人でもできます。しかし、優れた師に恵まれ、様々な興味を持つ仲間達と意見を交わしながら学んでいくことができる今の環境は本当に恵まれていて一人で学んでいた時には想像もしなかったほど幅広い刺激を得て、考えを深められることに幸せを感じています。

今年、この環境に身を置くことができたのは昴でご指導いただいたことが本当に大きいです。

学士試験を受けてみようと思い立った最初は独学で英仏の問題を解いたり、過去問の論文を書いてみたりしていました。しかし、大学時代と専攻を変えたこともあって、自分でやっている内容に自信がもてませんでした。

このままでは合格はほど遠いと感じた私は、インターネットで昴の存在を知り、さっそく面談に臨みました。廣田鉄斎先生は、まとまりきれていない私の学問への思いをじっくり聞いてくださり、親身に助言してくださいました。廣田先生の話を伺って思考が整理された私は、ここで学ぼうと決意し、フランス語は中島万紀子先生、論文と英語は高橋勢史先生にお世話になりました。

中島先生のフランス語の授業は1分1秒たりとも気が抜けないくらい濃い授業でした。様々な学校の過去問、文学作品の一節、ときにはFacebookに載ったばかりの文章まで興味深い内容が並び、それぞれにひそむ文法項目、重要熟語、単語が明快に解き明かされていきます。目からウロコが何枚落ちたか数え切れません。

受験の前には中島先生の授業のノートを繰り返し読むのが一番効果的な勉強法だと感じました。初めてのフランス語の文章でも「読める!わかる!」と思えるようになったのはひとえに中島先生のおかげです。ユーモアたっぷりで、重要なところは何度でも繰り返して言ってくださる中島先生の楽しい授業は本当にオススメです。

高橋先生の論文の授業では、受講生の志望大学や学科の問題を用意してもらえるので、クラスの授業でありながら一人ひとりにとって最適な練習ができると思いました。解説の時には他分野のことも聞くことになりますが、それがまた視野を広げるために有用な時間であったと感じています

高橋先生に教えていただくようになってから、感覚で書いていた小論文をきちんと見通しをもって書くことができるようになりました。

また、英語の授業では訳を作る時にどういう点が重要でどういうところで減点されてしまうのかがわかりやすく示され、受験する際に大変役に立ちました。

高橋先生は、最近の学士や大学院入試についてや、それぞれの大学の特徴などにも詳しく、進路の面でも度々相談させていただけたことが合格に直結しました

大学を卒業してから四半世紀以上が経過していましたが、楽しく厳しいご指導のおかげで無事二回目の大学生活のスタートを切ることができました。

学士・大学院入試を知り尽くし、学問への思いを汲んで親身に指導してくださる昴の先生方に心から感謝しています。

※送られてきた原稿を一字一句変えず、そのまま掲載しています。

※東大・学士入試の他の合格者の方の体験記です。あわせてご覧ください。

東京大学 文学部(学士編入試験)合格体験記 1

東京大学 文学部(学士編入試験)合格体験記 3

東京大学 文学部(学士編入試験)合格体験記 4

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