昴 感想文

本日、大学四年生のK君(早稲田大学大学院文学研究科と一橋大学大学院社会学研究科に合格)から長文の「昴 感想文」が寄せられた。全文をそのまま(文字化けを含め)掲載させていただく。(廣田鉄斎)

昴 感想文

昴では、廣田先生、高橋先生、中島先生の3人にお世話になりました。とても丁寧な論文と語学の指導と、質問、議論がしやすいアットホームな雰囲気が昴の魅力だと思います。

まず論文と語学の指導についてですが、これは大学院の試験合格のためだけでなく、普段の研究のための能力を高めるためにも非常に有用でした。昴で授業を受けるまでは、英語の文献を読むとき、難しい文の解釈はおざなりにし、細かい部分を読み飛ばしていましたが、高橋先生の授業で文法と構文の解説を繰り返し聞いた後は、文章の細部まで根拠を持って正確に読めるようになったと思います。細かい部分をいい加減にせず、納得するまで考える姿勢を身につけられたことは、普段英文を読むときにも役立っています。英文読解の面白さと難しさの両方を学べました。中島先生のフランス語の授業は、和気藹々とした雰囲気で、楽しみながらフランス語の文法と語法を学ぶことができました。暗記のための語呂合わせや、授業の合間の雑談もとても面白くて、文法も全く退屈せずに勉強できました。英文読解とフランス語の構文の授業は、毎回の復習に時間がかかりましたが、授業で充分な説明を受けた後での復習であったため、それ程負担にならず、時間をかけた分だけ確実に力が付いたように思います。少人数の授業なので、気になったことはすぐに質問でき、疑問を全て解決してか・・藜,亮・箸某覆爐海箸・任④泙靴拭・・・[ママ]

論文の指導では、廣田先生にお世話になりました。研究計画書だけでなく、大学院の一次試験の論述問題の添削もして頂き、とても心強かったです。内容一般だけでなく、用語の選択や構成についても丁寧なコメントを頂き、自分一人では気づくことのできない、論文の問題点を検討、修正することができました。大学のゼミでは、論文にコメントをもらえる機会が数回しかなかったので、廣田先生の添削は、自分の論文を考え直す非常に貴重な機会でした。

昴での授業で、何よりも楽しかったのは、質問と議論の時間でした。英語文献講読の時間には、テキストの内容に関係する問題を基にしたいろいそ[ママ]な話を聞くことができ、以前は当たり前だと思っていたことを疑って考える姿勢が身につきました。特に、社会は歴史的構築物であり、今ある社会は複数の選択肢の中の1つに過ぎず、絶対的なものではないという言葉は印象に残っています。以前から、全ての研究は現代的、現実的な問題意識と結びつかなければ、社会への主張を失った言葉遊びのようになってしまうと漠然と考えていましたが、廣田先生の話を聞いていく中で、その認識をより確かなものにし、自信が持てるようになりました。何のために研究するのか、大学とは何か、社会のシステムの中での「知識人」の機能と問題等の、身の回りの問題を自省的に考えるとても良い機会であったと思います。

昴には、頑張れば頑張っただけ実力が付く授業がたくさんあり、授業中の説明や議論を通して、ぼんやりとした疑問もはっきりとした問題意識へと育ち、長い論文の構想も自分で全て考えられるようになります。アットホームな雰囲気で、先生と学生の距離が近く、とても親身に指導をうけられる教室なので、勉強のモチベーションを保つこともでき、とてもおすすめです。僕が、早稲田と一橋の大学院に両方受かることができたのは、本当に昴での指導のおかげだったと思います。

p

「昴 感想文」への1件のフィードバック

  1. 文字化けの部分のだいたいの意味は見当がつくが、今度K君に会ったら、確かめてみよう。笑

コメントは受け付けていません。