東京大学大学院 総合文化研究科合格者の声 12 (人間の安全保障プログラム合格)

 

東京大学大学院 総合文化研究科「人間の安全保障(HSP)」プログラムの合格者の方から合格者の声をご投稿いただきました。一言一句変えず、掲載いたします。(昴教育研究所事務局)

 

私のバックグラウンドから話しますと、私は外部大学卒で就職し、社会人としては10年ほど働き、現在も仕事を続けています。多くはないパターン化と思いますがこの体験記が立場や年齢が近い人のお力添えになれば幸いです。

 

1.志望動機~入塾決意

大学院へ行く理由は人それぞれだと思います。何故卒業して10年の時が経ってから大学院を目指したかというと、(学生時代に修士に進みたかった気持ちがあったこともありますが)社会で働く中で見えてきた課題意識が、院へ行くきっかけのウェイトを占めていました。また、会社の仕事内容の影響もあったため、仕事を続けながら院に行くことを考えていました。

進学することには年齢的な葛藤もありました。しかし、先生との最初の面談で自分が感じていたものがHSPで深められる事であることがわかり、このまま仕事だけで終わる形にせずに研究を深めたいという気持ちが明確になり、入塾を決意致しました。

 

 

2.塾での授業

昴教育研究所では個別授業を受け、大学院で研究する内容や入試で提出する論文指導を行っていただきました。

授業は月1回ペースで行い、最初の時期は大学院で具体的にどんなテーマを扱って研究するかを考えていきました。また、関心のあるテーマに沿った書籍が紹介され、それを読み授業でフィードバックを行いながら、研究の方向性を考えていきました。

先生の授業は、知識を教えるというよりも、対話形式で導いてくれる授業でした。例えるならば、自分の関心の種を育ててもらうような感じでした。自分の関心の種に先生が水を与え、雑草を抜いたり、よく育つように肥料を与えたりして成長を助けてもらう事で、自分の芽を出すことができたのだと思います。

また、私は大学生の頃に学んだ分野の知識を活かしながら職場や社会生活などで経験した問題に目を向けたいと思っていました。ただ、それにはなかなか両者が重ならない部分もあり、5月に入塾して夏までなかなかテーマが決まらず・・・、という状況でした。そうした中でも毎回の授業で丁寧な指導をいただき、秋には研究テーマが定まっていき論文の執筆を始めました。

 

 

3.試験対策

HSPは英語の外部テスト(TOEFLないしIELTS)の事前提出がありますが、英語や第二外国語の試験はありません。私自身は英語には全体的に時間をかけた方ではなかったため、試験対策として以下の点をあげたいと思います。

 

・論文作成

論文に関しては、大学生時代から研究テーマが変化していたため、卒論は使わず、9月頃から新しく論文を書き始めました。

仕事を続けながら大学院に行きたいと言ったものの、会社のバックアップがあるわけもなかったので勤務形態は変わらず、職場に通いながら院の試験勉強を進めました。平日は仕事でまとまって取れる時間が限られた為、論文作成は11月頃までは通勤時間や帰宅後に文献を読み、土日に一気に論文を書き進めるスタイルを取っていました。12月に入ってからは平日土日関係なく書いていました。

論文レベルの文章を「書く」ことが数年ぶりだった為、最初は書き方や引用の仕方すらあやふやでしたが、授業の中で先生からいただいた指摘を受けとめ、構成を練り直し、考えを深め、表現を推敲し、提出期限まで論文の完成度を高めることを求めました。

 

・一次試験

HSPは一次試験が小論文です。小論文のテーマがHSPの分野と繋がっているため、個別授業で行った研究テーマ設定の為のリサーチが活かされました。ただ反省点として、私は小論文講座を受けていなかったのですが、余裕があれば小論文講座が受講できればよかったと思っています。構成力・論理力がより鍛えられたのではと考えますし、正直な所、一次試験も通るかどうかと受験番号がホームページに掲載されるのを確認するまでずっと不安でした。

 

・二次試験

二次試験は面接です。論文と研究計画書を提出し、複数人のHSPの先生方から質疑が行われます。論文作成は先に記載した通りですが、研究計画書は、自分が論文を書いていく中で、2年間どんな研究を行うか先生と話し合い、定まっていったものでした。質問や指摘に対しては「自然と答えられる/答えられない(考えが及んでいなかった)」があらわれましたが、二次試験は「やれることは全てやった」という気持ちで、思い残し無く終えることが出来ました

 

 

4.合格後(ご参考)

合格後HSPの教員の一人と面談する機会を得られました。(受験勉強中は仕事の両立もあって大学院へのアポイントが取る余裕がありませんでした。)

教授のお話によれば、HSPプログラムは大学院の中でも特に老若男女、幅広い層が所属し、交流している場だと伺いました。その意味で、自分の院進学は年齢・キャリア等のバックグラウンドに左右されず挑戦ができる場だと感じています。

この体験記を読み、これから院に入ろうと考えている人は、自分の合格後の姿を想像しながら受験勉強をに取り組み、一歩一歩力を伸ばしてほしいと思います。心より応援しております。

 

*稚拙な長文にて失礼いたしました。

 

2024年3月の終わりに  K.I.

 

以上が、お寄せいただいた「合格者の声」です。(昴教育研究所事務局)

東京大学大学院 総合文化研究科合格者の声 11

東大大学院 総合文化研究科の合格者の方から合格者の声をご投稿いただきました。一言一句変えず、掲載いたします。(昴教育研究所事務局)

 

大学院受験に際して、予備校に通おうと思った理由は、やるべきことを有限化したいと思ったからです。私は東大の総合文化を志望していたので、東大に豊富な実績のある昴を選びました。オンライン受講が可能であることにも背中を押されました。

〈語学試験対策〉

私は中高生に英語を教える仕事をしているので、英文和訳には苦手意識はありませんでした。昴の授業で、東大や一橋の過去問に大量に取り組めたことや、合格ラインがどの程度なのかを示していただけたことで、自信を持って本番に臨むことができました。

他方で、英作文に関しては、何をどうしていいのかまったくわからないような状態からスタートしました。毎週の課題に取り組み続けることで、しだいに、とりあえず手が動くようになりました。試験本番も、「手も足も出ないということはないだろう」という気持ちで臨めました。それで十分だったと思います。

〈論述試験対策〉

総合文化の過去問を毎週ひたすら解き続けることができたのが、この上なく実戦的なトレーニングになりました。解答を提出するたびに高橋先生がしっかり読んだ上でコメントしてくださるので、とても励まされ、毎回「いい解答を書くぞ」と意気込んで演習に臨めました。論述試験に関しても、合格ラインを明示していただけたので、どれくらいの水準が求められるのかがわかり、安心して試験に臨むことができました。

〈提出論文対策〉

昴に通って一番良かったと思ったのは、提出論文をくりかえし添削していただけたことでした。

総合文化の社会人特別選抜を受験して思ったのは、一次試験の突破はさほど難しくなく、二次試験が、もっと言えば、提出論文こそが試験の中核なのではないかということです。私は最初、第二外国語の学習が遅れていたことに焦るあまり、体裁がまともに整っていないような論文を書いてしまいました。しかし、高橋先生からくりかえしご指摘いただいてリライトするなかで、最低限、かたちを整えて出すことができたように思います。(それでも、二次面接の本番中に、「ああ、あのとき高橋先生が言っていたことをもっとしっかり聞いておけばよかったのに」と後悔する場面がありました。)

昴で添削していただいていなかったら、箸にも棒にも掛からずに、不合格になっていたでしょう。高橋先生のご指導のおかげで合格できました。

 

以上が、お寄せいただいた「合格者の声」です。(昴教育研究所事務局)

東大総合文化研究科、別の合格者の方の体験記です。あわせてご参照ください。

東京大学 総合文化研究科・京都大学 文学研究科・早稲田大学 文学研究科合格体験記

東京大学 総合文化研究科合格体験記 1

東京大学 総合文化研究科合格体験記 2

東京大学 総合文化研究科合格体験記 3

東京大学 総合文化研究科合格体験記 4

東京大学 総合文化研究科合格体験記 5

東京大学 総合文化研究科合格体験記 6

東京大学 総合文化研究科合格体験記 7

東京大学 総合文化研究科合格体験記 8

東京大学 総合文化研究科合格体験記 9

東京大学 総合文化研究科合格体験記 10

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合格者の声一覧

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早稲田大学 文学研究科・立教大学 文学研究科 合格者の声

 

早稲田大学大学院文学研究科・立教大学大学院文学研究科

合格者の方から、合格者の声をご送付いただきました。ご送付いただいた原稿のまま掲載いたします。(昴事務局)

合格体験記(早稲田大学文学研究科 表象・メディア論コース/立教大学大学院文学研究科 比較文明学コース)

私は早稲田大学文学研究科、立教大学文学研究科の2校を受験し、有り難いことに合格しました。立教大学文学研究科については、早稲田の対策がそのまま立教への対策となったため、ここでは早稲田大学文学研究科の合格体験記について書いていこうと思います。

1.研究計画書

院試でもっとも重要になるのが研究計画書です。研究計画書がしっかりしていないと大学院で充実した研究ができませんし、そもそも入試の段階で切られます。早稲田の場合、おそらく一次試験の段階で研究計画書には目を通されると思われますので、「私は○○を研究したい」という自分の思いを書かれると良いかなと思います。また、自分の研究したいことに関して、「これまでなにがあったのか」(先行研究)、「ここから何が展開できるのか」という二つの視点を取り入れることが大事です。昴では個別で研究計画書や卒業論文の添削を行ってくれますので、迷ったら相談されるのもありかと思います。

2.一次試験

早稲田大学文学研究科の場合、1次試験は「一般外国語」と「専門科目」の二つに分かれます。前者は文学研究科共通で行われる外国語科目であり、後者はそれぞれのコースで行われる専門科目の試験となります(ただし、専門科目でも外国語の和訳は課されます)。

まず「共通外国語」の場合、大問1が空欄補充、大問2が和訳と脱文補充となります。大問1は学部入試(文学部・文化構想学部)と形式が同じですので、学部の過去問を使うのもありです。大問2に関しては、一文一文を丁寧に分析することが大事です。学部以上の単語が問われることもありますので、『院単-大学院入試のための必須英単語1800-』(ナツメ社)を購入し、できれば大学3年の夏休みから始めることをおすすめします。この点は専門科目の英文和訳も変わりません。ただ、専門科目の方が高度なので、過去問に触れてみることをおすすめします。

次に「専門科目」の場合、表象・メディア論コースでは例年「11項目のうち4項目を選び、3~5行程度で解説する問題」、「和訳問題」、「「メディア」「身体」「イメージ」というキーワードを軸にして、特定の用語について論述する問題」の3つがあります。

まず、最初の項目説明問題についてですが、大まかに哲学(特にメディア哲学)系、現代美術系、映画史系、演劇・ドラマ系の4つのジャンルから出題されます。私はメディア哲学はある程度知っていましたので、現代美術と映画史を勉強しました(メディア哲学をあまりご存知ない方はフィルムアート社の『クリティカルワード メディア論』を使って勉強すると良いと思います)。現代美術に関しては、筧菜奈子『めくるめく現代アート イラストで楽しむ世界の作家とキーワード』(フィルムアート社)を使いました。豊富なイラストと簡潔な解説で、「3~5行程度で記述する」表象・メディア論コースの問題にうってつけです。もう少し詳しく知りたい方は、末永照和(ほか)『増補新装 カラー版 20世紀の美術』(美術出版社)を用いるのがおすすめです。映画史に関しては、村山匡一郎(ほか)『映画史を学ぶ クリティカル・ワーズ 【新装増補版】』(フィルムアート社)を使いました。また、北野圭介『新版 ハリウッド100年史講義』(平凡社)、中条省平『フランス映画史の誘惑』(集英社)を使い、地方別の映画史を勉強しました。論述問題については後述します。

3.二次試験

二次試験は、私の年ではzoomで行われました。15分程度の面接で、まずは研究計画書の概要を述べ、その後主に自分の希望する指導教官の先生を中心にしていくつか質問がされます。二次試験のポイントは、研究計画書を熟読し、あらゆる質問に対して答えられるようにしておくことです。「これはどういうことですか」と聞かれた時に、ある程度こたえられるよう、予め考えておくことが良いでしょう。

4.昴をどのように活用したか

最後に、私が院試に合格するまでに昴をどのように活用したか書いていきます。

「まず、外国語(英語)に関しては「院試問題演習」を受講しました。私がした方法としては、まず昴からメールで問題が配信されますので、それを2部印刷しておきます(この段階ではまだ問題は解きません)。次に昴に来て授業内で演習し、高橋先生の板書を写します。SVOCや修飾関係は印刷したものを1部使って写し、文法や構文の詳細な板書はノートに写します。その後、もう1部をA3用紙にコピーしなおします(サイズはそのままにし、両側に空白があるようにします)。その用紙にSVOC、修飾関係、文法事項をまとめて写し、一元化できるようにします。これで復習は完成です。あとは残りの1部を、時間を置いて再度解きなおすとよいでしょう。もっと効率の良いやり方はあるかと思いますが、私は英語が苦手でしたので、こんな感じで地道にこつこつやっていく勉強をしていました。

次に論述については、昴の「論述対策講座」を活用し、演習を重ねました。「論述対策講座」は毎回高橋先生が丁寧に添削し、そしてどう論述していけば良いのかの方法論も教えてくれるので、論述に自信がない人は受講するのがおすすめです。また、研究計画書や論文に関しては、先ほど述べたように高橋先生が個別に指導してくださるので、不安な人は相談してみてください。

5.最後に

私は大学受験の時は散々な結果で、特に英語が足を引っ張りました。現役時は全落ちし、失意のまま予備校へと向かいました。しかし浪人の時、予備校ですばらしい先生方に出会え、学問を学ぶこと・探究することの楽しさに気づき、勉強を続けることができました。大学に入ってすぐにコロナ禍となりましたが、オンラインなどを活用して勉強を続け、いつしか「大学院で研究したい」と思うようになりました。しかし、私には目標の大学院に行く力が足りませんでした。そんな時、ふと見つけたのが昴のホームページです。高橋先生と面談し、「ここで勉強しよう」と決め、勉強を続けました。苦手だった英語も、高橋先生の懇切丁寧な指導で、なんとか合格最低点を超えられるようになりました。大学院入試は学部の入試と違い、模試もなく、ただ受けた人の情報だけが氾濫する未知の世界です。しかし、「この大学院で研究したい!」という強い想いがあれば、昴は味方になってくれるはずです。

長々と失礼いたしました。このページを見ている方が、大学院入試、そしてその先の果てなき探究の世界へ進めることを心よりお祈り申し上げます。

以上が受講者からいただきました「合格者の声」です。(昴教育研究所事務局)

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東京大学大学院 教育学研究科合格者の声 8

 

東京大学大学院 教育学研究科合格者の方より、高橋勢史先生宛に合格報告のご連絡をいただきました。ご本人の許可を得たうえで、「合格者の声」として掲載させていただきます。(お名前はAと表記させていただきます。)

「高橋先生Aでございます。あらためまして今回合格しました。高橋先生には本当にお世話になりました。以下、お礼を書かせてください。

私が「昴」を選んだ理由は、他にはない「教育学研究科」の論述についてご指導いただけるからです。何をどのように対策してよいか分からない私には本当に助かりました。そして、入会前に1時間ほど面談の時間を設けてくださいます。ここで昴の受講方針、自身の受験する大学について綿密に打ち合わせをすることで安心できました。

今回、働きながらの受験で、正直キツイ時もありました。私が合格できたのは、論述対策講座で良い点と課題となる点を明確に示してくださり次なる道を導いてくださったこと、また、オーダーメイド講座においてマンツーマンでご指導いただく中で「次はもっとよいものを作ろう」と意欲をもたせていただいたことです。

昴は受講生の視点に立ったあたたかい応援団のような存在です。高橋先生のご指導がなければ合格はあり得ませんでした。これからも昴の門をたたく新たな受講生の為にお体を大切にしながら素敵なお仕事を続けてください。高橋先生、本当に有り難うございました。」

以上、東大教育学研究科、合格者の方からの「合格者の声」を掲載させていただきました。以下、同じ研究科の方の合格者の声です。ぜひ、あわせてご参照ください。(昴教育研究所事務局)

東京大学 教育学研究科合格体験記 1

東京大学 教育学研究科合格体験記 2

東京大学 教育学研究科合格体験記 3

東京大学 教育学研究科合格体験記 4

東京大学 教育学研究科合格体験記 5

東京大学 教育学研究科合格体験記 6

東京大学 教育学研究科合格体験記 7

東京大学 教育学研究科合格体験記 (勉強法を中心に書いていただきました)

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東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の声 13

東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の方から、合格者の声をご送付いただきました。ご送付いただいた原稿のまま掲載いたします。(昴事務局)

昴の高橋先生には、入試前年の夏期講座から、約6か月ご指導いただきました。

私が昴で受講した科目は、「英語院試問題演習」「論述対策講座」、そして研究計画書と卒業論文を「オーダーメイド講座」でチェックしていただきました。

以下、昴での受講内容や自身の学習について記します。

 

【一次試験:英語】 受講科目:英語院試問題演習

私は大学で英語学位プログラムに所属しているため、英語には日常的に触れている状態でしたが、英文和訳の試験問題に慣れるために昴では「英語院試問題演習」を受講しました。

本講座は、過去問を解いて提出し、授業で解説を受け、添削が後日返却されます。扱う過去問は東大の人文社会系以外にも教育学研究科や総合文化、一橋大学や早稲田大学といった他の大学院を含む問題が毎週出題されます。

幅広い分野の院試英語に毎週触れることができたこと、そして高橋先生の添削で加点・減点の評価や合格基準が示されたことが本講座を受講したうえで特に身になるものでした。

院試の英語対策は、本講座をメインとし、『院単―大学院入試のための必須英単語1800』にも目を通しました。

 

【一次試験:第二外国語(イタリア語選択)】

大学の所属学科では第二外国語が必須ではなく、大学4年間を通して第二外国語に触れていない状態だったため、自分自身で一番不安に感じていたのが第二外国語でした。

高校1年次にイタリアに1年間留学していた経験から第二外国語にイタリア語を選択しましたが、約5年間ブランクがある状態でした。

昴では現在イタリア語の講座がないため独学での勉強でしたが、高橋先生に東大の人文社会系における第二外国語の難易度や到達しておくべきレベルなどを教えていただき、大変参考になりました。

実際の対策としては、単語帳2冊と読解に多く取り組みました。

 

【一次試験:論述】 受講科目:論述対策講座

昴受講前に過去問を確認した時点で、専門科目や論述の出題テーマは幅広く、具体的な対策が浮かばない状態、かつ所属する英語学位プログラムにおいて日本語で論述を書く機会がなくブランクがあったため、昴の「論述対策講座」の受講はとても有意義なものでした。

本講座では、論述問題を解く上での基本的な構成例や文字数の目安、各大学院の専攻の傾向や設問種別毎の論点設定、そして過去問の解説など毎週異なる授業が行われ、授業後に課題(過去問)を提出し、後日添削が返却されます。

添削では評価とその理由が詳細に提示され、改善点や良い所の伸ばし方など非常に参考になるアドバイスをいただき、自分の論述を客観的な視点から考察することができました。

約6か月間、毎週過去問に取り組んだことは、本番での論述構成やタイムマネージメントに大きく役立ったと感じています。

 

専門科目の問題では専門用語を自分の言葉で説明できるように、志望分野の関連書物を通読しました。

 

【オーダーメイド講座その他】

出願時に提出する研究計画書、一次試験後に提出する卒業論文のどちらも「オーダーメイド講座」で高橋先生に内容を見ていただきました。

特に東大人文社会系の専門分野に造詣が深い高橋先生に、志望分野との関係性の上で論文を見ていただき、自分とは異なる視点から助言をいただいたことは、大変励みになりましたし、論文の推敲を重ねたことで自分の思考も深めることができたと感じます。

 

最後に、二次試験の対策として、高橋先生からは、私の提出卒業論文に対して口述試験で問われそうな質問ポイントをアドバイスいただきました。また、口述試験直前の私の細かな質問についても丁寧にご返信をいただき、感謝申し上げます。実際に、高橋先生の質問ポイントや自己想定Q&Aに近い質問がありました。また、先生からは過去の面接の形式についても情報を共有していただき、その心構えがあったため、実際の口述試験でも落ち着いて答えることができたと思います。

 

院試の情報は少なく、卒業論文の執筆と並行して院試対策をする孤独な戦いの中、高橋先生に的確にご指導いただき、合格を勝ち取ることができたと感じています。高橋先生、昴教育研究所の皆様に心より御礼申し上げます。

 

「合格者の声」は以上です。(昴教育研究所事務局)

他にも多くの東京大学大学院、人文社会系研究科合格者の方より、合格体験記をいただいております。あわせてご参照ください。

東京大学 人文社会系研究科、早稲田大学 文学研究科合格体験記

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 1

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 2

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 3

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 4

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 5

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東京大学 人文社会系研究科合格体験記 9

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東京大学 人文社会系研究科合格体験記 11

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 12

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東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の声 11

 

東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の方から、合格者の声をご送付いただきました。ご送付いただいた原稿のまま掲載いたします。(昴事務局)

合格体験記(東京大学大学院人文社会系研究科)

私が昴教育研究所の門戸を叩いたのは、大学院入試まであと3か月あまりに迫った時期でした。もともと、自力での大学院入試対策だけでは十分でないことも認識しており、入試情報なども入手して試験に臨むためには、ノウハウのある予備校や塾などの専門機関のサポートが必要ということを感じていました。また、仕事をしながら対策をしなければいけなかった社会人の私にとって、限られた時間や労力をいかに試験勉強に充てられるのかという点からしても、志望校の合格実績が顕著で、かつリーズナブルな昴教育研究所で学ぶことは合理的だったと思っています。

入塾前のカウンセリングの段階で、担当の高橋先生とは、自らのバックグラウンドやこれまでの経験、どんな研究をしたいのかも含めていろいろと話をさせていただきました。この時のカウンセリングで、先生から、かなり明確な方針と計画を示してくださったので、暗中模索状態だった私にとって、方向性がクリアになっただけでなく、頭の中が整理されていったことを鮮明に覚えています。出願まで2週間という短期間であることや、一次試験後すぐに卒業論文に相当する論文を提出しなければならないことなども踏まえて、研究計画書と論文にフォーカスしたオーダーメイド講座(全5回)を受講することになりました。

私が受験した東京大学大学院人文社会系研究科は、出願から入試まで3か月あることから、まずは出願に必要な研究計画書を2回の個別指導で仕上げて提出し、残りの個別指導はひたすら卒業相当論文に充てました。

そもそも私は、自身が卒業した学部の卒業要件が論文ではなく、試験形式だったので、卒業論文を書いたこともなく、ましてや社会人として現在扱っている文書や作成する資料はアカデミックなものではないため、様々な不安がありました。個別指導を通して、高橋先生に案をお見せしながら、先生と対話を進めて直していくという作業を繰り返し行いました。毎回、先生は、私の考えに丁寧に耳を傾けてくださり、さらに別の視点から問題提起をしてくださるので、より内容を深掘りすることができ、回を重ねるごとに論文の内容もすっきりとまとまっていきました。先生に心から感謝しているのは、的確なアドバイスだけでなく、論文の中では示し切れていなかったいろいろな考えを引き出してくださったことです。今思えば、ここでの先生との会話が、自分がどんな研究をしたいのか、その研究によって何を還元したいのか、ということを毎回考えることになっていたので、のちの二次試験の口頭試問にも応用できたと考えています。

ここで、一次試験の対策はどうだったかも補足します。昴で一次試験対策のための授業を受けることはなかったのですが、外国語試験の過去問の模範解答を見せていただいたり、個別指導の帰り際に、専門科目の過去問を高橋先生にお見せして傾向を伺ったりすることはありました。私が受験した専攻は、実際に教授にコンタクトをとっても、「入試説明会以上のことはお答えできません。」としか言われないので、過去問の変遷や比較に関する高橋先生からのコメントは心強かったです。また、入試期間中も、一次試験後、一次合格発表後、二次試験後にも先生とは連絡をとって、試験の様子や不安なども伝えていたのですが、そこでの先生の温かいお返事が次の試験の励みになっていたので、精神的にも非常にサポートしていただいたと思っています。

これから大学院入試に挑む方や、昴に入ろうか検討されている方にお伝えすることがあるとすれば、月並みではあるのですが、入試も含め試験は、戦略的に、傾向を知って対策することが成果を上げる近道だと私は考えていたので、昴で学ぶことを選んだということです。時間にも労力にも限りがある中で、いかに効率的に合格に近づくのかという点は一番重要だと思っています。そしてそれだけではなく、コロナ禍での入試という特殊な環境下でのナーバスな状況に置かれる中で、これまでの経験を踏まえて惜しみなく様々なことを丁寧に伝授してくださり、寄り添ってくれる先生方が味方でいてくださることは非常に大きいことだと思います。

私自身、大学院に進むことはスタートにすぎず、これからの研究をいかに深めていって、還元していくかが大事なことですが、昴で先生からの教わったことや多様な観点をこれからも生かしていきたいと考えています。

最後になりましたが、この場をお借りして、合格まで導いてくださった高橋先生をはじめ、昴教育研究所の皆様に心より御礼申し上げます。

 

「合格者の声」は以上です。(昴教育研究所事務局)

他にも多くの東京大学大学院、人文社会系研究科合格者の方より、合格体験記をいただいております。あわせてご参照ください。

東京大学 人文社会系研究科、早稲田大学 文学研究科合格体験記

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東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の声 12

東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の方から、合格者の声をご送付いただきました。一言一句変えずに掲載いたします。(昴事務局)

社会人になって十数年。ふとしたきっかけからかねてより興味のあった分野を勉強したいと思い、その分野の専攻がある東京大学大学院人文社会系研究科を受験しようと、今思うと突然、謎に決心しました。

募集要項を取り寄せてみると試験日は翌年の1月、そのとき既に9月中旬で、願書や研究計画の〆切まであと数週間という状態でした。さすがに無謀かと諦めようとしたとき、偶然に昴のホームページが目に入りました。そこで予備校という手もあるのかと気付き、勢いで入学説明の面談を申し込みました。後から考えるとここが合格への大きな分岐点だったと思います。

面談で高橋先生とお話しし、即入学することを決めました。詳しい内容は覚えてないのですが、合格までに何を対策すればよいのか、という道筋が明確だったからだと思います。

結果、私が受験に必要だった科目に対応した講座を受講しました。そこからは平日は毎日仕事があり育児もある中で試験対策もする生活になったため、それなりに大変ではありましたが、何とか合格まで漕ぎつけることができました。

同じように社会人から大学院を目指す方の参考になればと思い、昴での受講内容や自身の学習方法を振り返ってみたいと思います。

【英語:一次試験】 昴受講科目:院試問題演習

英語は大学受験以来遠ざかっていたため、ここが一番不安でした。また、試験は英文和訳の問題のため、どの程度訳せていれば合格基準に達するか、どこが減点ポイントになるかの判断しづらいため、一人で学習するのは限界がありそうだと感じていました。昴の授業では、過去問を解いて提出し、授業で解説を受け、添削が返却されるというサイクルを毎週繰り返すことになります。添削で加点理由・減点理由が丁寧にコメントされ、受講者全体の平均点や合格基準目安も明示されているため、どこができるようになればいいか、自分の実力がどの位置にいるのかが分かるのが非常に大きかったです。授業内容も分かりやすく、文構造や文法の解説があり、頻出すると思われる構文や文法等はある程度覚えることができました。

ただ、とにかく英単語熟語の基礎知識が無かったため、昴以外の学習として「英文標準問題精構」を購入し、例文を和訳しながら知らない単語を一つずつ覚えていくという方法を取りました。大学受験時のようにまとまった時間が取れないため、なるべく毎日数問は解くようにして、少しずつ継続して記憶を蓄積することを意識しました。他には、高橋先生の著書である「詳解大学院への英語」で授業内容の確認も行い、なるべく一度学んだ内容を忘れないように学習を進めました。

【論述:一次試験】 昴受講科目:論述対策講座

論述は過去問を確認する限り出題テーマの振れ幅が大きく、これも対策が立てにくいと感じていました。また、どのくらいの文字数を書けばいいのか、どういう形式で書くのかもイメージできない状態でした。昴の授業では、毎週提出する過去問の添削に加えて、授業では論述問題を書く際の基本的な構成例や文字数目安、設問種別毎の論点設定例等の解説がありました。添削では、A~Eの評価とその理由が詳細に書かれており、自分の書いた文章が合格レベルにあるのか、また達するにはどのような点に気をつければいいのかが理解できました。論述対策は昴の授業のみで十分かなと感じ、それ以上の対策も思いつかなかったため、特別自身で学習はしませんでした。その中で意識したこととしては、過去問で全く予備知識の無い出題が出た場合は、事前にWeb等でざっと調べて知識をつけてから問題を解くようにしました。もちろん試験当日は予備知識の無い問題が出てもそのまま立ち向かうしかないのですが、あくまで学習段階と割り切り、インプットとアウトプットを順に行うことで学習効率を高めるように意識しました。

【卒論に代わるレポート:二次試験】 昴受講科目:オーダーメイド講座(個別指導)

レポートは書こうとしている内容の大枠はあらかじめ決まっていたのですが、志望する専攻の研究テーマとして相応しいのか不安がありました。個別指導でテーマ設定の方向性が問題無さそうか、他に参考となる文献は無いか、足りない視点はどこか等、具体的にアドバイスをいただきました。昴では高橋先生から幅広い知識から助言をいただけ、また志望専攻の過去の合格実績も豊富であるため、安心感をもって記載内容の検討や参考文献の収集を進めることができました。提出直前期には、一旦書き上げたレポートに文章表現や記載を厚くし方がいい部分等を詳細に指導いただけて、そこから仕上げまでもっていくことができました。また、レポート提出後に面接の試験もありましたが、面接の想定問答の相談もできたので、当日も慌てることなく対応ができたと思います。

全受講科目を通じて、特に社会人にとって昴の授業が有効だと感じる点は、自分の中で「基準ができる」ということだと思います。社会人は時間が限られている中、どこまで力を伸ばせば合格するのかが全く見当がつかないまま学習を進めるのは難しいことだと思います。その点、昴は各講座で丁寧な添削や個別指導を通じて自身の今の力量が把握できるため、どの試験科目の学習に重点的に時間を割くべきなのかを見極めやすく、学習効率が上がりやすいと感じました。

また、個人的に社会人の大学院受験で重要だと感じることは、「前倒しで準備を進めること」と「諦めないこと」の2点です。

「前倒しで準備を進めること」は、社会人は仕事や家庭の影響で計画通りに学習を進めることができないケースが生じやすいと思います。私の場合も、9月~11月頃までは順調に学習を進めることができたのですが、12月~1月は仕事が忙しくなり、またタイミング悪く流行り病で一家全滅の事態に陥り試験前の追い込み期間に学習ができない状態になってしまいました。

「諦めないこと」は、そんな状況もあり、試験直前はかなり諦めモードになっていました。一次試験当日も直近の数か月に学習が進められなかったので受かる自信をもつことができず、試験に行くかも直前まで迷っていました。(結局妻にどやされて行きました。)

また、一次試験の後に二次試験であるレポートの提出もあったのですが、これも一次試験が終わった時点で、構想や参考文献の準備は終わっていたものの、レポートとしては一文字も書けていない状態でした。一次試験も手応えが十分だったとは言えず時間も迫っていたため、これも書くか相当迷いましたが、一次試験に受かっていたときに後悔すると思い、完成は〆切当日になりましたが(妻にどやされて)何とか書き上げました。

このような状態でもなんとかなったのは、早めの段階である程度学習を進められており、また昴の授業の受講だけは毎週継続していたからだと思います。また、レポートも高橋先生の助言もあり早い時点で構想固めや文献調査は進めることができていたので、直前でも仕上げることができたと思っています。極端な例ではあるかもしれませんが、社会人は早め早めで準備を進めることと、どんな状態になっても諦めず試験は受けに行くことが大事と感じています。

いずれにせよ、昴との出会いが無ければとても合格までたどり着くことはできなかったと思っています。最後になりますが、英語・論述・個別指導をいただいた高橋先生、本当にありがとうございました。

(合格者の声は以上です。)

東京大学大学院、人文社会系研究科の合格者の方からの「合格者の声」を掲載させていただきました。

他にも多くの同研究科合格者の方より、合格体験記をいただいております。あわせてご参照ください。

東京大学 人文社会系研究科、早稲田大学 文学研究科合格体験記

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 1

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 2

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 3

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東京大学 人文社会系研究科合格体験記 13

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合格者の声一覧

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北海道大学大学院 文学研究科合格者の声

北海道大学大学院 文学研究科の合格者の方から合格者の声をご投稿いただきました。一言一句変えず、掲載いたします。(昴教育研究所事務局)

もともと英語に苦手意識があり、専門科目に比べて勉強が楽しくないなと感じていました。これは、おそらく大学受験の受験期に塾に通っておらず、英語の勉強の仕方をよくわかっていなかったからだと思います。ですが、昴の授業を通して、英語の勉強の楽しさや勉強の仕方を知ることができました。

院に入って、10か月が経過しますが、英語を使う機会はとても多いです。例えば、私が通う大学院には、世界の第一線で活躍する優れた教育研究業績や活動歴を有する研究者に英語で授業をしていただくHokkaido Summer Instituteがあります。私は、このプログラムの授業に参加し、英語で海外の先生や学生とコミュニケーションを取ったり、レポート執筆やプレゼンを行ったりしました。特に、海外の学生とペアを組んで、口頭やメールでディスカッションをして準備をし、プレゼンを行うのがとても大変でしたが、良い経験になりました。また、統計ソフトウェア R を用いて分析を行っているのですが、自分が行いたい操作が日本語で説明されていない場合、英語で書かれた説明文を読んで、R の技術を習得してきました。さらに、日本語の論文を執筆最中なのですが、英語のアブストラクトを執筆するときや、英語のネイティブの院生にその校閲を依頼するメールを書くときにも、英語を使いました。

このように、院に入ると、学部の時以上に英語を使う機会が増えました。そのため、昴の授業を通して、英語への苦手意識を減らすことができたことが、私にとって大きなターニングポイントになったように感じています。自身は、第一志望校には入ることができなかったのですが、今では、自身が所属する大学院での生活は、より大きなチャンスをもらえていると感じております。

半年という短い期間でしたが、高橋先生には、とてもお世話になりました。これからも試される大地にて、英語を含めて、研究活動や勉学に勤しんでいきます。

(以上がいただきました「合格者の声」です。)

以上、北海道大学大学院、文学研究科の合格者の方からの「合格者の声」を掲載させていただきました。他にも大学院入試の合格者の方の体験記を多数掲載しております。ぜひあわせて、ご参照ください。

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一橋大学大学院 言語社会研究科合格者の声

一橋大学大学院 言語社会研究科の合格者の方から合格者の声をご投稿いただきました。一言一句変えず、掲載いたします。(昴教育研究所事務局)

 

大学院で学ぶことを志望する人は、機械的な詰め込みではなく、深く自由な学びの場を求めているのではないでしょうか。

私も大学受験の際は予備校に通い、その機械的かつ非人間的な「受かるため」の詰め込みを、これを乗りこえれば、とやり過ごしてきました。そもそもそのような勉強しか知りませんでした。

しかし、大学で素晴らしい教授にお会いできたおかげで、学ぶことは日々の生活と直結した、創造的で自由、自分の人生観まで変える力を持つものであると気がつき、大学院への進学を志望した際は、そのような受かるためだけの暗記に終始したくはありませんでした。

その時、見つけたのが昴です。結論から言いますと、文系大学院を志望する人は、予備校は昴一択ではないかと思います。昴は世界的に見ても珍しいのではないかと思う、ただの英語力や論述力だけではなく、その先にある専門まで教授してくださる場所です。イメージで言えば、大学の教授が個人教授をしてくださるような、単語暗記、時事問題、などのその奥にある核となる部分をガッと伝授してくださいます。

大学受験のように、受かるために自分を曲げていく勉強ではないことはもとより、高橋先生はそれぞれの個性を大切に、各々の興味を深めることを可能にした教え方をしてくださいます。私自身はもともと違う専攻から学士入学をして現在の専攻に移りました。以前の分野では最重要視されていた個性と独自性を常に求めていたため、よく言えば型にはまらない、悪く言えばとっ散らかったスタイルの持ち主で、現在の大学ではあまり評価をされず、自分には研究は向かないのかもしれないと大変に自信喪失していた際、高橋先生の授業に出会うことができました。

先生は私のスタイルを肯定して下さったばかりか、「そもそも論文とはなんなのか」「理論とはどう用いるのか」など、よく分からなかった根本的な問いかけに、大変わかりやすく先生の視点をお聞かせくださり、初めて納得がいきました。高橋先生は卒論・研究計画書をしっかりと準備させてくださるのみならず、過去の事例や先生のご経験から「ここで事前に聞けておいて本当によかった!」という受験や志望校に関する豊富な情報を教えてくださいます。

もともと間に合うはずがないと春入試のつもりでしたが、秋を薦めて下さったのも先生です。それ無くしては現在合格体験記を書いていることができませんでした。

最初に予備校を探した際は、心理学、数学などの違う分野の専門、または専門ではない小論文、といった文系の大学院の試験内容とはずれたものしか見つかりませんでした。小論文は役に立つものの、書かなくてはいけないのは専門の小論文。当然時間をかけるべきは時事問題ではなく専門の勉強です。

大学院の試験内容を見ても、「解けそう」と思うものが一つもないという状態で、個人での準備しかないのかと大変心もとなく思っていました。何度目かの検索で昴を発見することができ、こうして合格をいただけましたこと、心より感謝しております。

母がたまたまフランス語を勉強中で、わかりやすいと絶賛していた参考書の著者中島先生も昴の先生で、面白すぎる授業に母も非常に感謝しております。

昴は「これで料理しなさい」と規格栽培された野菜をただ渡すのではなく、種を蒔き、育てる過程を見守ってくださり、昴を卒業した後、来年も、再来年もまた自分で種から育てる技術が身に付く場所だと思います。このような素敵な学びの場が日本にあると知れただけでも、大きな心の支えになります。昴の皆様、本当にどうもありがとうございました。

(以上がいただきました「合格者の声」です。)

以上、一橋大学大学院、言語社会研究科の合格者の方からの「合格者の声」を掲載させていただきました。他にも大学院入試の合格者の方の体験記を多数掲載しております。ぜひあわせて、ご参照ください。(昴教育研究所事務局)

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東京大学大学院 総合文化研究科合格者の声 10

東大大学院 総合文化研究科の合格者の方から合格者の声をご投稿いただきました。一言一句変えず、掲載いたします。(昴教育研究所事務局)

私は2022年度の東京大学大学院総合文化研究科に合格しましたが、大学院受験を決意したのは前年10月で、もともとは2023年度の院試を目指すつもりでいました。そのため2023年度に向けて、少し早いかな、と思いつつも昴教育研究所に連絡をとり、高橋先生と面談をさせて頂きました。面談では院試に提出予定だった論文の内容や研究計画について説明しましたが、もう来年(2022年度)受けてみたら?と高橋先生よりご提案を頂き、早速受講を開始しました。講座自体はもちろんのこと、このようなアドバイスを頂いたことにも大変感謝しております。

私が受講した講座は「英語 院試問題演習」「英語 ライティング」「論述対策講座」の3つと、個別に論文・研究計画書の添削をお願いしました。いずれの講座も院試対策としてだけでなく、語学力、専門知識の向上に有用なものでした。以下、簡単にではありますが、各講座の感想を記載させて頂きます(今後はどうなるか分かりませんが、私が受講していた時期はコロナ禍のためオンライン講座でした。また院試も会場受験ではなく、家で課題に取り組みネット提出、面談はオンラインという形式でした。)。

*なお大学院志願者、とくに社会人の方は語学力、バックグラウンドが様々だと思いますので、参考までに志願時点の私の情報を記載させて頂きます。私は4年制大学を卒業してから数年後より通信制大学に通い始め、大学院での専攻に関連する専門科目を学びました。院試でも、通信制大学で執筆した卒業論文をそのまま提出しています。英語についてはTOEFL iBTのスコアでいうとReadingが27、Writingが18という状況でした(第二外国語は私の専攻では不要でした。)。

  • 英語 院試問題演習

「英語 院試問題演習」は院試で出題された過去問に取り組み、提出した解答を先生に採点頂くとともに解説を聞くという流れでした。正直に申し上げると受講する前は、英文なんて無数にあるし演習して効果はあるんだろうか、結局たくさん読んで慣れるしかないのでは…という思いがありました。ですが、受講してすぐにそのような考えは誤りだったことに気付かされました。小説などは違うかもしれませんが、学術的な文章は用いられる表現が似通っているので、そこを集中的に学ぶことで確実に読解力は向上します。とくに重要表現は一回きりではなく、類似したものや少しひねったものを続けて課題として出して頂いたおかげでしっかり定着させることができました。また出題箇所以外の英文に関する解説も詳細に記載頂いており、語彙力を増やすのにも有用でした。さらに課題ごとに最高点や平均点を出して頂けたので、自分の立ち位置が分かり、次はより良い点数をとろうというモチベーションにつながりました。

  • 英語 ライティング

受講前の面談では「英語 院試問題演習」「論述対策講座」は必須、「英語 ライティング」はオプション、というような説明を受けましたが、私にとってはこの講座がもっとも有用でした。和文英訳は英文和訳以上に他人からのフィードバックがないと上達することが難しいと思います。その点、提出した課題に対して文法などの誤りは当然のことながら、より適した単語や文章構成についてもご教示頂き、表現の幅を広げることができました。こういった技術的な話のほか、英文を書くときの考え方についても学ぶことができました。英語と日本語は一対一ではないということは頭では分かっていても、英文を書くことに慣れていないと、どうしても日本語から英語に直訳しがちで英語として不自然な文章になってしまいます。私はまだまだ修行が足りませんが、この講座を通じて英語を書くコツみたいなものを少しつかめたように思います。

  • 論述対策講座

この講座では自分が受験する大学院の過去問を解き、それを先生に添削頂きました。ほかの方の合格体験記でも書かれていますが、この添削に付けられているコメントの量が毎回千字程度とすごい量です。先生の専門外の内容であっても鋭いコメントを頂けるので、その知識量にも驚かされます。こういった先生からのフィードバックによって論述の構成力などの向上につなげられるのですが、まずその前提として文章を書く、という作業自体が重要なことだと思います。これまで書籍等を通じて学んできた学説等を自分で説明しようとすると上手く説明できないことがあります。このような曖昧な知識を文章化することで、本当に自分のものにできたと実感することができます。また頭の中で考えていた研究につなげられそうなネタを試しに書いたこともありましたが、いざ文章に起こしてみるとロジックが破綻していることに気付きそれらを修正することもありました。論述対策講座は毎週結構な量の文章を書く必要があり負担は大きかったのですが、単に文章を書くスキル以上のものを得ることができたと感じています。

上記講座のほか、論文・研究計画書の添削では、その内容について先生も一緒に悩んで頂き、忌憚なきご意見を頂いたことで自分の考えを整理することができました。またそれ以外にも、面談やメールにて院試自体についてもお伺いすることができ、安心して院試に臨むことができました。昴教育研究所での受講は半年間と短いものでしたが、院試合格だけでなく、その先へとつながる力も頂けたと思います。最後になりましたが、本当にありがとうございました。

以上が、お寄せいただいた「合格者の声」です。(昴教育研究所事務局)

東大総合文化研究科、別の合格者の方の体験記です。あわせてご参照ください。

東京大学 総合文化研究科・京都大学 文学研究科・早稲田大学 文学研究科合格体験記

東京大学 総合文化研究科合格体験記 1

東京大学 総合文化研究科合格体験記 2

東京大学 総合文化研究科合格体験記 3

東京大学 総合文化研究科合格体験記 4

東京大学 総合文化研究科合格体験記 5

東京大学 総合文化研究科合格体験記 6

東京大学 総合文化研究科合格体験記 7

東京大学 総合文化研究科合格体験記 8

東京大学 総合文化研究科合格体験記 9

東京大学 総合文化研究科合格体験記 11

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